クレジットカード現金化を行うと信用情報にどのような影響が出るのか
クレジットカード現金化を行うと信用情報にキズがつくという話は、残念ながら事実とは異なります。
確かにクレジットカード現金化を行ったことがキッカケで信用情報に事故情報が掲載されてしまうことは有り得ることです。
では、クレジットカード現金化と信用情報にはどのような関係性があるのでしょうか。
クレジットカード現金化を行うことはインターネットショッピングの履歴として残る
クレジットカード現金化を行うと、ショッピング枠を使って買い物をしたことになるので、インターネット通販で普通に買物を行った時と変わりません。
全てのクレジットカード決済は、クレジットカード会社により記録されているものの信用情報が保管されている個人信用情報機関には個別の取引が全て記載されているわけではないです。
つまり、クレジットカード現金化は商品売買契約の決済方法としてクレジットカード決済を行っただけであって、クレジットカード会社から見れば不自然な使い方をしない限りはインターネット通販を利用した履歴程度にしか見えません。
クレジットカード現金化を行った後の支払状況が重要
クレジットカード現金化を行った結果として信用情報にキズがついてしまうと危惧する理由は、支払状況が毎月個人信用情報機関へ登録されるからです。
クレジットカードの枚数分だけ取引状況が月単位で記録されていて、約定返済がしっかり行われていれば「$」マークが過去24ヶ月分並びます。
一度支払いを滞納したまま放置すると「A」マークが該当月に付いてしまい、他社のクレジットカードやカードローンの途上与信で引っ掛かる可能性が出るわけです。
クレジットカード現金化を行ったから信用情報にキズがつくわけではなく、支払いを滞納したまま放置することでキズがつきます。
長期延滞を起こすと個人信用情報機関へ事故情報が掲載される
クレジットカード会社が加盟する個人信用情報機関はCICと呼ばれていて、61日以上の長期滞納を引き起こすと加盟しているクレジットカード会社が支払状況欄だけでなく異動情報欄に「延滞情報」を記載します。
※CICの公式HP:https://www.cic.co.jp/
長期滞納を延滞と呼び異動情報欄へ記入されてしまうと、金融事故を起こしたと信用情報照会を行った加盟金融機関へ知られてしまうのでクレジットカードの利用限度額が引き下げられるといった不利益が生じやすいです。
また、クレジットカードには有効期限が設定されているので、次回更新時に異動情報が残っていると更新クレジットカードが届かない可能性があります。
そこで、少なくとも延滞情報が付かないように61日以上の長期滞納は引き起こさないようにしましょう。
クレジットカード現金化を行った後にしっかり支払えば信用実績となる
個人信用情報機関へ取引情報が月単位で支払状況として記録されるので、クレジットカード現金化を行う際に分割払い設定をしていたならば、完済するまで毎月遅れずに支払えば信用実績となります。
クレジットカード会社が重視するのは、一時的な年収の多さよりも安定した返済をしっかり行えることです。
多少年収が低くてもクレジットカードを持てる理由として、安定した収入が継続的にあれば返済計画をしっかり立てて実行している限りは返済遅れが発生しないからです。
そして、過去24ヶ月で1度も返済遅れが無いクレジットヒストリーがあれば、他社クレジットカードやカードローン申し込みを行っても返済能力有りとみなされて審査に通りやすくなります。
クレジットカード現金化サービスを利用する際には、一括払いで返済できないほどの金額を調達することができるだけでなく、毎月コツコツ返済すれば信用情報にキズが付くどころか返済能力有りというプラス評価を得られるはずです。
クレジットカード現金化を行った事実がバレると強制解約履歴が残る
クレジットカード現金化を行う際に現金化業者選びが重要となる理由は、クレジットカード現金化を行った事実がクレジットカード会社にバレると利用停止だけでなく強制解約となるからです。
クレジットカード強制解約履歴は、異動情報欄へ理由と共に登録されてしまうので残念ながら信用情報にキズがついてしまうことになります。
そこで、クレジットカード現金化を換金目的で行ったことがバレないようにする工夫が必要となり、結果的にキャッシュバック方式を採用している老舗のクレジットカード現金化業者を利用する方法が有効だと分かります。
なぜなら、キャッシュバック方式では任意の金額を相談しながらクレジットカード決済することができるので、繰り返し取引しても毎回金額を変えることで不自然な状況とはならないからです。
まとめ
クレジットカード現金化を行っただけでは、インターネット通販を利用した履歴しか残らないので信用情報にキズがつくことにはなりません。
しかし、クレジットカード現金化を行った後でクレジットカード代金を長期滞納すると、延滞状態となって異動情報欄へ金融事故情報が掲載されてしまいます。
つまり、クレジットカード現金化自体は信用情報への影響が無く、クレジットカード代金滞納を放置することに信用情報をキズつける原因があるわけです。